デオドラント製品を使ったワキガケア

汗のにおいを抑えるだけであれば、制汗剤を使えば解決することが多いです。しかし、ワキガは汗だけでなく、ワキの下に常在している細菌も抑えないと解決しないので、細菌を減らす「殺菌剤」や最近のエサになる脂質を減らす「酸化防止剤」なども必要となってきます。

 

なので、ワキガのデオドラント製品には、「制汗剤」だけでなく「殺菌剤」「酸化防止剤」などの役割もあわせ持ったものが多いです。市販品であればいろいろなメーカーのものが薬局で売られているので、数時間おきに利用することでワキガ臭の軽減が可能です。

 

デオドラント商品を使い分けよう

デオドランド製品は、スプレータイプやクリームタイプなど、いくつかの種類があります。これらのタイプにはそれぞれ得意分野や苦手な分野があって、適当に選んで使っていいわけではありません。

 

ここでは、それらのデオドラント製品のタイプとどんな人に向いているかを解説します。

 

スプレータイプ

先端をプッシュすることで、有効成分が入ったミストやパウダーが噴射されるタイプです。

 


向いている人:女性・子ども

 

スプレータイプのデオドラントが向いているのは女性や子どもです。スプレータイプのデオドラント剤は、ワキにわき毛が生えていると、ミストやパウダーが毛に邪魔されて、有効成分がうまく届かないという特徴があります。その点、女性や子どもはわき毛の処理を行っていたり、わき毛が薄い場合が多いので、皮膚にしっかり有効成分が届くのです。

 

一方、男性はわき毛が濃く、処理している人も少ないので、シャツの隙間からスプレーを噴射しても毛に邪魔されてほとんど効果がないということが多いのです。ワキの下にスプレーしたミストなどを塗りこめばよいのですが、それではスプレーを選ぶ意味があまりないので、結果的に男性はスプレータイプのデオドラントは不向きということができます。

 

なお、スプレータイプはスプレーしやすくするために液体にしなければいけないので、有効成分はどうしても薄くなりがちです。外出前にスプレーしたとしても、数時間で効果が切れてしまうことも多いので、臭いが気になるようなら数時間おきにスプレーしておく必要があるでしょう。

 

日本では広告などの影響でパウダースプレータイプのシェアが最も多くなっています。デオドラント商品の売り上げの7割以上がスプレータイプという報告もあるほどです。

 

しかし、スプレータイプはどんな人に向いているかはほとんど伝えられていないので、男女問わずスプレーを利用している状況です。わき毛を処理していないのであれば、スプレータイプ以外のものを考えたほうがよいでしょう。

 

ロールオンタイプ

先端を皮膚に押し付けると、有効成分が飛び出してくるタイプです。

 


向いている人:男性

 

ロールオンタイプのデオドラント剤は皮膚に塗りこまないといけないので、わき毛が生えていてもしっかり皮膚に有効成分を届けることができます。

 

ただし、ワキに手を入れて揉みこむ動作が必要なので、何をしているかバレやすく、見た目にもちょっとみっともないのが難点です。なので、女性の場合はサッとスプレーして済ませるスプレータイプのほうが使いやすいのです。男性の場合はスプレータイプは効果が薄く、仕方なくロールオンタイプという形にはなる点は否めません。自宅でデオドラント剤を使っておくとか、臭いが気になったらトイレに行ってデオドラントを使うなどの工夫が必要になるでしょう。

 

スプレータイプ、ロールオンタイプのデオドラント剤には、芳香剤が入っているタイプと入っていないタイプがあります。ただ、芳香剤のにおいを嫌がる人が増えてきたため、最近では芳香剤ナシのタイプが人気のようです。

 

ただ、芳香剤の入ってない無香タイプのデオドラント剤であっても、ほとんどの商品は香りがついています。だいたいはミントやフローラル系の香りなのでイヤな臭いではありませんが、そもそも臭いがするのがいやという場合は完全に無臭なものを探して使うようにしましょう。

 

クリームタイプ

 

有効成分がペースト状になっていて、ワキに塗りこむことで使用するタイプです。

 

 

向いている人:性別・年齢不問

 

クリーム状になっているので塗りこむ必要があります。その分わき毛などが生えていても問題なく有効成分をいきわたらせることができます。

 

また、クリームのために有効成分の含有量が濃い場合が多く、朝・夕に塗れば一日中消臭できるため、スプレーやロールオンタイプのように外出先で何度も塗りこむ必要がありません。また、クリームなので匂いがついていない商品が多く、香り嫌いの人に迷惑をかけることもありません。そういった意味では、男女とも安心して利用できると言えるでしょう。

 

問題点は、持ち歩く必要がない分、朝に塗るのを忘れてしまうと対処法がなくなってしまうことです。なので、本来持ち歩く必要はありませんが、万が一の時を考えて常備しておくとよいでしょう。


関連ページ

逆性石鹸や食生活変更で軽度のワキガを治療する
ワキガは手術だけでなく、デオドラント対策や石鹸による洗浄のケアだけでも臭いを軽減することができます。ワキガの臭いの強さによってはそれだけで気づかれにくいレベルに落とすことが可能なので、安易に手術を選ばずに自分に合った対策を考えるようにしましょう。