ワキガや多汗症のセルフチェック10項目

ワキガや多汗症について心配する前に、自分がワキガや多汗症の体質なのかどうかセルフチェックすることが重要です。

 

自分から出る臭いというものには、自分ではなかなか気づかないものです。そのため、ちょっと自分で臭いを感じたり、誰かに変な避けられ方をしたときに「自分はワキガなんじゃないか」と心配になって気にしてしまう人が非常に多いです。多汗症であればある程度自覚できるのですが、「単なる汗っかき」と「多汗症」もまた似て非なるものです。

 

なので、ワキガや多汗症については、客観的にチェックする必要があるのです。

 

とはいえ、家族や友だちに「私の臭い、気になる?」「私、汗かきすぎじゃない?」などと聞いて確かめるのはなかなか抵抗があるでしょう。

 

なので、ここではある程度客観的にワキガや多汗症がセルフチェックできる質問事項を10項目用意しました。まずは、以下の項目について、当てはまるかどうかを「はい」「いいえ」で答えていってください。

 

  1. 耳アカが湿っていて柔らかい
  2. 他人から「ちょっと臭うね」と指摘されたことがある
  3. 自分で自分の臭いを感じる
  4. 汗をかくと白いシャツに黄色いシミが残る
  5. 家族にワキガの人がいる
  6. 緊張したり興奮したときに汗をかきやすい
  7. 肉や乳製品など動物性脂肪の多い食べ物が好み
  8. シャワーを浴びても、数時間後には自分の臭いが気になる
  9. 毛深い方だと思う
  10. 他人の体臭に神経質だ

 

どうだったでしょうか?「はい」の数はいくつになりましたか?

 

ワキガ・多汗症レベルの解説は以下の通りです。

 

9~10個 ワキガ・多汗症レベルは非常に高いです。すぐになんらかの対策を取ったほうがいいでしょう。
7~8個 ワキガ・多汗症レベルはやや高め。対策が必要かどうかは臭いのレベルなどによります。
5~6個 ワキガ・多汗症レベルが多少ある状態です。日常的なセルフケアで十分どうにかなるレベルですが、場合によっては対策したほうがいいかも。
4個以下 ワキガ・多汗症の疑いはほぼありません。ただし、体臭は誰にでも起こりうるものなので体は清潔に保ちましょう。

 

「はい」の数が多い場合はワキガレベルが高い疑いがあります。もちろんこのセルフチェックはあくまで目安ではありますが、できるだけ早めの対策が必要でしょう。

 

セルフチェック各項目の解説

 

それでは、先ほどのセルフチェックの各項目の解説をいたします。

 

項目その1:耳アカが湿っていて柔らかい

ワキガのことを語る際によく言われることなので、知っている人も多いかもしれません。ただ、理屈を知っている人は少ないので確認しておきましょう。

 

耳垢が柔らかい人は、アポクリン腺から出る汗が多いことがわかっています。アポクリン腺は体の特定の場所にだけ存在するのですが、実は耳の穴の中というのはワキと同じくらいアポクリン腺が多い場所なのです。そのため、ワキガ体質がある人は、耳の中もアポクリン腺の汗でじっとりと濡れており、耳垢が湿った状態になる傾向があるのです。

 

耳垢の湿り具合は自分だと簡単にセルフチェック可能です。また、子どもがいる方は、耳掃除をしてあげたときに注意してみてみましょう。耳の穴のアポクリン腺は子供のころから活発になることがわかっており、もし耳垢が湿っているようならワキガの疑いが強くなります。

 

項目その2:他人から「ちょっと臭うね」と指摘されたことがある

自分では自覚がなく、他人から指摘されるケースです。自分で気づいていなかったのに、他人から言われてしまってショックをうけた人も多いかもしれません。

 

一見するとワキガ確定のように思える項目ですが、人間にはワキガ以外にもさまざまな体臭があります。もしかしたら、口臭や頭皮の臭い、加齢臭、汗臭などを指摘されただけかもしれないので、ポイントとしては1点分に過ぎません。なので気にしすぎるのはやめたほうがいいでしょう。

 

とはいえ、仮にワキガではなかったとしても、なんらかの体臭を指摘されたのは間違いないので、セルフケアは怠らないようにしましょう。

 

項目その3:自分で自分の臭いを感じる

今度は自分で自分の臭いを感じているパターンです。もしその臭いが本物なら、他人に指摘されるよりもワキガレベルが高いと言えます。

 

ただ、最近はどこもかしこも臭いに敏感で、「消臭」関係の商品も飛ぶように売れる社会です。そのため、自分自身の臭いに敏感になりすぎているケースも多く見受けられます。なので、自分でちょっと臭いを感じた程度でワキガだと思うのは早いです。実はちょっと体臭が出ていただけなのに、ワキガと勘違いしてしまう人も多いようです。

 

項目その4:汗をかくと白いシャツに黄色いシミが残る

汗の染みが黄色く残ってしまう「黄ばみ」が起こっているかどうかも、重要な判断材料です。

 

この黄ばみはエクリン腺からの汗でおきる「汗じみ」とは異なり、アポクリン腺から起こるものです。したがって、頻繁に黄ばみが起こったり、新品がすぐに黄ばんでしまう、という場合はワキガの疑惑が濃厚となります。

 

項目その5:家族にワキガの人がいる

両親がワキガの場合は80%、片方がワキガの場合は50%が子供に遺伝すると言われています。ワキガの判断材料としてよく利用される要素でもあります。

 

ただ、このセルフチェックが10項目にもわたっていることからもわかるとおり、両親によってその人のワキガを判断するのは難しく、両親がワキガかどうかはっきりしないケースも多いでしょう。それに、両親が過去にワキガを治したのを黙っているかもしれません。そのため、意外と当てにならない判断材料でもあるのです。

 

いずれにせよ、ワキガの症状の重さは食生活やストレス、生活環境などによって左右されるものでもあるので、過信しすぎないようにしましょう。

 

項目その6:緊張したり興奮したときに汗をかきやすい

緊張したり、興奮すると汗をかきやすいのは誰でも同じです。しかし、それがワイシャツやブラウスをびしょぬれにするようであれば、汗の量としては多すぎと言えるでしょう。

 

もしそういったことが頻繁に起きる場合は多汗症の疑いがあります。また、その汗がアポクリン腺の汗を広げてしまい、ワキガ臭を強くする場合もあるので要注意です。

 

項目その7:肉や乳製品など動物性脂肪の多い食べ物が好み

ワキガと食生活には密接な関係があります。とくに動物性脂肪はアポクリン腺を活発にし、ワキガの臭いを強くすることがわかっています。肉食中心の欧米ではワキガが多いことからもわかる通りです。

 

生まれたころからずっと肉食中心の生活を続けていると、それほどワキガ体質ではないはずなのに、強いワキガ臭がするということも起こり得るので、食生活については十分注意しましょう。

 

項目その8:シャワーを浴びても、数時間後には自分の臭いが気になる

体を洗った後でもニオイが気になるという場合は、先ほどの「自分自身の臭いが気になる」よりも一歩進んだ状態となります。

 

というのも、シャワーの後に気になるということは、自分の体臭に敏感な状態だということです。その認識の上で自分の臭いに気が付くわけですから、ワキガレベルは高いと言えるでしょう。

 

項目その9:毛深い方だと思う

ワキガ臭の原因となるアポクリン腺は特定の箇所にしかなく、基本的には毛が生えている部分となります。つまり、毛深いということはその分アポクリン腺も多く存在しているということなので、ワキガになりやすい傾向があるのです。

 

ただ、体毛が濃いからといってワキガというわけではなく、あくまで傾向ということは覚えておいてください。

 

項目その10:他人の体臭に神経質だ

自分の体のニオイに敏感になっていると、他人の体臭まで気になってしまう傾向があります。つまり、他人のことをクサイと感じるのは、自分自身からもニオイが出ていると無意識のうちに考えている裏返しだったりするわけです。

 

したがって、他人の体臭がやたらと気になる場合は、自分もワキガである可能性があるのです。

 

まとめ

 

繰り返しになりますが、このセルフチェック項目はあくまでも目安です。しかし、「はい」の回答が多い場合はワキガであることが濃厚というわけでもあるので、もし気になるようだったらニオイチェック機器を購入して確かめてみたり、クリニックの診察を受けてみるのもよいでしょう。そうすれば、ワキガかどうかはかんたんにチェックでき、自分の体質が正確にわかるようになり、対策もとりやすくなるでしょう。